12日の公聴会は、多くの議員や感染対策チームの主要メンバーらが ビデオ会議で自宅などから参加する異例の形となりました。 アメリカ国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長は、多くの州で相次ぐ経済再開について警鐘を鳴らしました。
しかし、経済重視のトランプ大統領は、すでに経済再開の準備は整っていると言う見方を強めており、 対策チームの専門家との意見の隔たりが表面化しています。また、全米の学校が8月、もしくは9月のはじめに再開する場合の安全性についても、ファウチ所長は懸念する発言をしています。
さらに、ファウチ所長は、学校再開に関しては州や地域ごとの感染率に従う必要があると述べました。しかし、公聴会では共和党議員から反発を受ける場面も...。
アメリカでは新型コロナウィルスによる死者が8万人を超えていますが、ファウチ所長は実際はもっと多い可能性があると述べており、国の基準を満たさず経済再開することで恐れられる第2波へ警告を強めています。