先月24日、連邦最高裁判所が人工妊娠中絶の権利を認める、過去の判断を覆したことを受けて 8日金曜日、
バイデン大統領は 中絶の権利を強化する大統領令に署名しました。
バイデン氏が人工妊娠中絶の権利を強化する大統領令に署名した翌日の先週末、
ホワイトハウス前では中絶賛成派、数千人が集まり対策が不十分だとしてデモが繰り広げられました。
バイデン大統領が署名した大統領令では:
妊娠10週目まで使用できる中絶の飲み薬と性行為後5日以内に服用する妊娠を防ぐ薬の規制緩和。
中絶を禁止する地域の州境で活動できる移動式クリニックの保護。
州外で中絶を受ける人の法的支援などが含まれています。
最高裁の判断を受けて、少なくとも14州で人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止しています。
ルイジアナ州では中絶を全面的に禁止する州法が裁判所によって一時的に停止されていましたがこれも解除されました。
ペンシルベニア州では、州憲法に中絶を規制する条項を盛り込む動きが進み、
共和党の案で来年の春にも州民投票が行われると見られています。
ミシシッピ州では中絶を禁止する法律が発動し中絶施設が閉鎖されました。