全米で教員不足が深刻な問題となっています。
職場環境の悪さや給与の低さはこれまでも問題になっていましたが パンデミックが引き金となり一気に深刻化したのが教員不足問題です。
8月に入り多くの学校では新学期への準備が始まっています。
そうした中、深刻な問題となっているのが教員不足です。
ウィスコンシン州の学区、ニーナーでは新学期に必要な教員職が16件、空席の状態だと言います。
フロリダ州オセラ郡では200の教員の枠がまだ埋まっていません。
デボラ・ペイス教育長 「学区の全域で人手不足です」
教員の相次ぐ退職で全米の学校で数千の教員が不足しています。
最近教員を辞めた元教員は
「子供たちと離れるのは悲しかったけど自分のために辞めるべきと気づいたのです」
と話します。
テキサスの教職員組合が行った今年の調査によると66%の教員が最近辞めることを考えたと答えています。
その理由として、仕事量の増加、安全対策への不安、そして給与の低さなどがあげられています。
各学区ではクラスの生徒数を増やしたり授業日数を減らしたり
それぞれの方法で 対策に取り組んでいます。 アイオワ州、デモインの学区では退職を1年延期すると
退職金に5万ドル上乗せされる、と地元メディアが伝えています。