今月3日オハイオ州のイースト・パレスティンで 有毒な化学物質を積んだ貨物列車が脱線し、 一部が爆発・炎上した事故で、 付近の住民およそ5000人が一時避難を強いられました。
事故から5日後の今月8日には空気と水の安全が確認されたとして避難命令は解除されました。しかし肌、目、そして喉の痛みなど体調不良を訴える住民が出るなど行政の対応の悪さへの批判が殺到しています。
そうした中、 マイク・デワイン知事とEPAの代表は脱線事故で避難を強いられた地域の家を訪問しその安全性を強調するため水道水を飲むパフォーマンスを行いました。
また、EPAの担当者は事故を起こした 貨物鉄道会社「ノーフォーク・サザン」に対し大気、水、そして土壌の浄化費用などの支払いを命じたことを明らかにしました。
ノーフォーク・サザンはすでに3500立方メートルの汚染した土と570万リットルの汚染水を除去したとしています。