全米に店舗を展開するベッド・バス・アンド・ビヨンドが経営に行き詰まり連邦破産法11条を申請しました。
1971年に創業し50年以上に渡り全米に展開してきた生活雑貨販売大手、ベッド・バス・アンド・ビヨンドは23日(日)、日本の民事再生法に相当するチャプター・イレブン、連邦破産法11条を申請しました。
それに伴い26日(水曜日)から全米にある360店舗とまた傘下にあるベビー用品店バイ・バイ・ベイビー120店舗の閉店を始めています。
パンデミック中の業績不振で去年は3万2千人いた従業員を1万4千人にまで減らし経営再建に努めてきました。しかし資金調達が困難になり在庫を確保できず経営が行き詰まったということです。
株価も1年前は17ドル28セントでしたがチャプター・イレブン、発表直前には30セントを下回っていました。
アマゾン、ウォルマート、そしてターゲットなどは売上をのばす中ベッド・バスはネット販売への移行が遅れたことが業績悪化の要因とされています。
ベッド・バス閉店にともない消費者が必要な情報は以下の通りです。まず、ベッド・バスで購入した商品について、返品や交換は5月24日(水曜日)までとなります。
ギフトカードや商品券などについては5月8日(月曜日)が使用期限となります。クーポン券については26日をもってすでに期限切れとなり、全て無効だということです。ネット販売された商品については在庫があれば発送されます。また、結婚や出産祝いの買い物リスト、レジストリーについて情報は保存されますがベッド・バスで追加購入することはできません。今後、別の関連機関への移行を検討しているということです。