バイデン大統領が、25日火曜日、自身のキャンペーンビデオを発表し、来年秋に行われる大統領選挙に正式に立候補すると表明しました。
しかし世論調査では、およそ7割の米国民はバイデン氏が「出馬すべきでない」と回答しています。
火曜日に発表された、キャンペーンビデオでは、2024年の大統領選に臨む強い意志を語ったバイデン大統領。
そして名指しはしませんが、トランプ前大統領が先導したとされる、議会襲撃事件の映像を流し、「あってはならない」と語りかけています。
25日、バイデン大統領は、ワシントン市内で行われた建設労働者組合の会合に出席し中産階級への経済的な支援計画を発表し、支持を仰ぎました。
「我々の政策は上手くいっている 今はこの仕事を終わらせるため、やるべきことがまだまだある」
バイデン大統領は、ビデオの中で、雇用創出、気候変動に関する法律、そして再びアメリカ製の半導体の生産を訴えています。
しかし、アメリカ国民は、現在80歳を超えたバイデン大統領の2期目について多くが慎重な意見を持っています。
最新のNBC ニュースの調査では、すべての民主党員の51% 、アメリカ国民のおよそ70% が、バイデン大統領は2期目に出馬するべきではない、と答えています。既にアメリカ史上最高齢の大統領であり、もし2期目の任期を全うすれば、86歳という年齢に達します。
しかしバイデン大統領は、人々の不安は正当だと言いながらも、2期目の仕事に、並々ならぬ自信をのぞかせています。
次期大統領選の候補者の一人とも考えられていた、カマラ・ハリス副大統領も、バイデン氏再選への応援をビデオの中で表明しており、このままいけば共和党トランプ氏、民主党バイデン氏と、前回と同じ戦いになる事も予想されます。