23日、日曜日朝、アメリカン航空の旅客機が離陸後エンジンから火を吹き、空港に引き返す出来事がありました。
飛行機は無事に着陸し、乗客乗員に怪我はありませんでした。飛行機の右側のエンジンから噴き出す炎が見えます。
23日、午前7時45分、オハイオ州コロンバスからアリゾナ州フェニックスに向かっていたアメリカン航空が、離陸直後に右側のエンジンから火を吹きました。地上の映像からも赤い炎がしっかりと確認できます。
乗客「墜落するかも知れないと、多くの乗客が泣き叫んでいました」
原因を調査しているFAA、アメリカ連邦航空局では、エンジン発火の原因は、バードストライク、鳥の群れなどが直接エンジンの空気口に衝突し、不具合を起こす事故と見ています。これは、着陸後に撮られた、エンジン付近の写真です。血の跡が付着しているのが確認できます。
FAA連邦航空局によりますと、去年1年で、飛行機と鳥などの野生生物との衝突が1万7000件報告され、今年はすでに2300件を超えています。
専門家「旅客機のバードストライクは、ほぼ毎日のように発生しています。ただエンジンから炎を噴き出すような大きな事故は余り多くはありません」