アメリカの広範囲での 悪天候の影響によって、 各地の主要都市からの航空便に大きな遅れやキャンセルが出ました。
25日月曜日、東海岸の主要空港では、すべての発着便のうち、約7000便が遅れ、2000便がキャンセルされました。 空港では、多くの利用客が
フライト出発の順番待ちで待機し、構内で過ごす事を余儀なくされました。
ニュージャージー州のニューアーク・リバティー国際空港では、航空会社のカウンターに利用客が押しかけ抗議の声を上げました。 フライトの遅延は連鎖し全米各地の空港でも乗り継ぎ便に大きな遅れが生じました。25日と、26日の2日間で全米でおよそ2万便が遅延または欠航となったと報告されています。
今回のフライトの遅延や欠航について、ユナイテッド航空のスコット・カービーCEOは、空港の管制塔を管理するFAA、アメリカ連邦航空局に責任があると従業員に説明しています。
さらに空港の混乱に拍車をかけたのは、来週火曜日はアメリカ独立記念日で
連休を利用した人々の大移動も関係しています。
当局では、独立記念日直前の金曜日は、全米の国内便利用者数が記録を更新するとみています。
航空専門家は、悪天候に加え、独立記念日も迫っていて休暇のピークとなり、フライトは満席状態です。キャンセル便のための席は全く無い、と説明しています。