トランプ前大統領が機密文書について話している本人の肉声と思われる録音テープがメディアにより公開されました。
内容は、違法に所持していたとされる機密文書に関した会話とみられています。この音声テープは、2021年7月にニュージャージー州のトランプ氏所有のゴルフクラブで録音されたものでこの会話の書き起こしは、既に裁判資料として提出されていましたが、実際の音声が公開されたのは今回が初めてです。
トランプ氏とされる声:「彼(ミリー司令官)はイランを攻撃したかったと言った。これがその書類だよ。これは軍が作成し私に渡したんだ。これで我々は訴訟に勝てる、もちろんこれが極秘の文書であることを除けばだがね」
紙の音も入っていてトランプ氏が、マーク・ミリー統合参謀本部司令官が作成した機密文書を誰かと話しているように聞こえます。
関係者によると、この会合にはトランプ前大統領の元首席補佐官マーク・メドウズの回想録の執筆を支援していた人々が参加していたということです。
この時、トランプ氏は既に大統領職を退いています。
トランプ氏とされる声:「大統領なら文書の機密解除ができたんだが、しかし今の私は出来ない」
トランプ氏は、27日火曜日後援者らの集会に参加。この音声に関して質問したABCニュースの記者に対して、自分はその時の会話で、「虚勢を張っていただけで、私が持っていたのは機密文書ではなかった」と弁明しました。
トランプ氏は、核防衛などに関する機密文書など、数百件の文書の返却を
繰り返し拒否したとして、機密文書の取り扱いに関連した37件の刑事訴追されており、その全てに対して無罪を主張しています。