トランプ前大統領が、24日ジョージア州アトランタの拘置所に出頭、指紋採取とマグショットと呼ばれる顔写真の撮影を行いました。 トランプ氏は、書類手続きなどを終え、20万ドル(約2900万円)の保釈金で釈放されました。
これに先立ち、23日は、トランプ氏の元顧問弁護士のルディ·ジュリアーニ氏がこの拘置所に出頭しました。 組織的犯罪行為など13件の罪に問われているジュリアーニ氏は、写真撮影などの後、15万ドル、およそ2150万円の保釈金保証金を支払い、釈放されました。
その他、同様の罪状などで訴追されている、他の5人の関係者も被告人用の顔写真の撮影を済ませました。
そんな中、23日水曜日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで共和党候補者による初のテレビ討論会が行われましたが、トランプ氏は欠席。
支持率がトランプ氏の半分にも満たない、2位以下の8人の候補がディベートを行いました。
討論会では、司会者が、"トランプ氏が次期大統領選の共和党候補となった場合有罪判決が下っても支持するか" と問いかけると、8人の候補のうち6人が手を上げ、支持する意向を示しました。
反トランプ派の候補であるクリス·クリスティー前ニュージャージー州知事は、「この刑事告発が正しいか間違っているかは別として、(襲撃を扇動した)この行為は合衆国大統領としてあるまじきものだ」 と発言、共和党支持者からは大きなブーイングを受けました。
トランプ氏らが撮られたマグショットと呼ばれる被告人の顔写真は一般に公表され、採取した指紋や個人情報は、被告人の資料として公式に保存されます。今後、裁判所の指示によっては、大統領選挙の活動も制限されると見られています。