フロリダ州ジャクソンビルのディスカウントストアで26日土曜日、白人の男が銃を乱射し、買い物客ら3人が死亡する件が起こりました。犠牲者は全て黒人で、犯行を行った男はのは人種差別主義の思想を持っていた男と見られています。
26日午後1時すぎ、格安の生活用品を売るディスカウントストアでAR 15型ライフル銃を持った男が現れ、駐車場での車の中にいた女性に向かい10発以上も発砲、そしてすぐその後店内に侵入しレジ係の男性を射殺し撃ちました。
店内の客は裏口から逃げましたが、男は直後に来店した男性客を銃撃、撃たれた3人はとも死亡しました。
警察の発表によりますと、この無差別の銃撃をおこなったのは、男は隣の郡に住むライアン·クリストファー·パルメーター、21歳で駆けつけた警察に囲まれると、自らの銃で自殺した、ということです。
警察が、容疑者の当日この日の行動を捜査したところ犯行の数十分ほど前に、ジャクソン郡にあるで有名な黒人の生徒が多い大学に立ち寄っていた事も明らかになりました。
しかし不審な行動をしていた容疑者に大学警察の警備員パトロールが、近づいたところ、容疑者は車でに乗ってこの場所から大学から離れたということです。
その数分後に男はディスカウントストアの駐車場に姿をあらわしについた男は、防弾チョッキベストを着てライフル銃で車に向かって発砲。を武装した姿で、駐車場で発砲、その後店内でも銃を乱射しました。
その後、容疑者は店内から、自分の父親に携帯電話のテキストメッセージで部屋の鍵を開けてコンピュータを開けるようろと伝えました。
警察署長「そこには彼の遺書とマニフェストが書かれたノートがありました。狂人の日記のような内容です。彼は自分がどうするかを決めていました」
容疑者は、引き篭もりで、過去に精神科的障害の治療も受けたことがありましたが、犯罪歴は無かったため、殺人用ライフルといわれるAR15型ライフルを合法的に取得していました。
また、この8月26日は、1963年に、人種差別撤廃を目指した公民権運動の指導者マーティン·ルーサー·キング牧師が「I have a Dream」と訴えた有名な演説からちょうど60周年にあたる日で、バイデン大統領は27日、キング牧師らの子孫や他の人権活動家をホワイトハウスに迎え会合を開きました。が、その際に、前日1日前に起こったこの悲惨な事件に触れました。
バイデン大統領「私はこの国に憎悪が蔓延させてはいけないと言い続けてきたが、その憎悪は減るどころか広がっている。黙っている訳にはいかない」
一方で、共和党のデサンティス·フロリダ州知事が、犠牲者の追悼集会に参加しましたが、過去にも人種の対立を煽るような教育の法改正を強行してきた知事に対して、集まった人々から非難の声が飛び交いました。
FBIの調査によると、2021年から2022年にかけて、アメリカ国内で人種に基づくヘイトクライム犯罪は12%増加しており、増加する傾向にあるというデータが出ています。