高齢になっても夢を実現させたある男性のストーリー。その夢とは、若く健康な体が象徴的な、アメリカでも人気の職業につくことでした。
30年間、医師として働いてきたマークさん。今年68歳になった彼が医師をリタイアして挑んだ職業が、ライフガードです。
マークさん「子供の頃から海水浴に来るたびに、ライフガードの人たちに注目してました。こんな仕事ができたらカッコいいだろうな、とね」
リタイアしたマークさんは、子供の時の夢を実現させるため、ニュージャージー州アトランティックシティの海岸警備員に申し込みました。しかし68歳でこの仕事につけるかは考えていませんでした。
マークさん「調べてみたら年齢制限はなかったんだ。新人を育成するライフガードの学校もあったんだ」
しかしライフガードの資格試験は簡単ではありません。ランニング、水泳、ボート漕ぎなど、5つのテストをパスしなければ合格できません。この夏その難関をくぐり、夢のライフガードになったマークさん。
マークさん「この職場は、若い世代のカルチャーで作られている。でも彼らは快く私を受け入れてくれたよ」
若い同僚に付けられたあだ名は、「野獣のマーク」。若い仲間に溶け込んでいます。
マークさん「この夏は週6日でシーズン終わりまで働くよ。ビーチで働けてお金ももらえて、こんな良いことは他にないよ」(受け)幾つになってもチャレンジする精神、とても大事だと思います。