レイバーデーの週末の3日、日曜日ニュージャージー州のビーチで、海水浴客が潮に流され溺れる水難事故が多発し3人が死亡しました。
地元ではリップカレント、いわゆる離岸流が原因だと見られています。
これは救出の際、ライフガードに付けられたカメラの映像。もがきながらボードに捕まる救助者が間近に写っています。
3日、日曜日の午後6時すぎ、ニュージャージー州ロングビーチ島の南側のビーチで数人の海水浴客が、潮に流され一人が死亡しました。またそこから北へ80キロのビーチでも同じように潮に流された海水浴客1人が死亡、また別の海岸では、溺れていた6人のうち1人が行方不明のまま翌日に捜索が打ち切られました。
救助を見ていた海水浴客「皆が"助けて、助けて"と海から飛び出してライフガードに助けを求めに行った」
この原因となったのは、「離岸流」、英語で「リップカレント」という波打ち際から沖に戻る強い引き潮の流れでその幅は45メートル以上にもなり、波の速さは水泳のオリンピック選手よりも早く流れると言われます。
ナショナルウェザーサービスでは、大西洋の東にあるハリケーンの影響もあり東海岸のビーチで、この危険な離岸流に関する警告を出していました。
離岸流に巻き込まれた場合、最善の脱出方法は、岸に向かって横向きになり、泳ぐことだと言われていますが、パニックにならず、それを実践するのは難しいとも指摘しています。