フロリダ州マイアミの空港で手荷物などのセキュリティチェックを担当する職員が搭乗客の金品を窃盗するという事件があり、3人の職員が解雇されました。
これはマイアミ空港当局からABCニュースが入手した監視ビデオです。空港内で働く2人のTSA、運輸保安庁の職員が、搭乗客の手荷物のセキュリティチェックのレーンに箱を流す作業をしています。
この内1人が、カバンのファスナーを開け、その中に手を入れる様子が映っています。この職員はしばらくして、手をポケットに入れました。
また2人が近づいて何か話しているような様子も捉えられています。
これらは今年の6月に撮られたビデオで、このビデオに映った2人を含めて7月には、この空港のTSA職員3人が逮捕されました。
捜査にあたった警察によりますと、職員は1回で最大600ドルの現金を盗んだという事です。
空港利用客「すごいショックだわ。セキュリティーの時、財布に現金をいくら入れていたかなんて考えなかったもの」
警察によりますと、犯行の際にこの3人が乗客の注意をそらすために共謀している様子も映っていたということです。