バイデン大統領の孫娘、ナオミ・バイデン氏の警備に就くシークレットサービスの1人が、ワシントンDC近くで、複数の人物に向かって発砲する騒ぎがありました。
12日、日曜日、深夜、ワシントンDCの中心から3.5キロ(スーパー2.2マイル)ほどのジョージタウンで、バイデン大統領の孫娘、ナオミ・バイデンさんが住む家の前で、警護車両の一台に侵入しようとしていた、不審な3人の人物にシークレットサービス職員が発砲しました。弾丸は当たらなかったとみられ、3人は赤い色の車で逃走、まだ逮捕されていません。
この事件での負傷者はないと見られています。
シークレットサービスは会見で、バイデン大統領の孫娘ナオミ氏やその家族などには「危険は及ばなかった」と話しています。
ワシントンDCでは、ここ最近、車上荒らしなどの路上犯罪が急増していておよそ1カ月前も、銃を構え武装した窃盗グループが、監視カメラに捉えられています。
警察では、これらの犯罪には、若い世代が多く関わっていると見ています。
ワシントンDCでは、若者が関与した自動車盗難が98パーセント増加しており、車上荒らしや自動車盗難で逮捕された10代は141人で、この種の犯罪の3分の1を占めるとしています。
この犯人らは、誰の車か分からずに、犯行を行ったと見られています。