ワシントン州シアトルの空港では車の盗難事件が1年間で倍増し問題となっています。
シアトル・タコマ・国際空港にある7階建の駐車場。1万3000台分の駐車スペースがあり便利な一方、窃盗犯にとっての大型スーパーマーケットと化していて増加する車の盗難が問題となっています。
ホームズさんは旅行中車を空港に置いて行ったところ戻ったら車が盗まれていました。
車泥棒の被害者ホームズさん「シアトルの玄関口でこの時代にこのような窃盗が横行しているとは思いもしなかった」
最終的にホームズさんの車は5週間後に戻ってきましたがその間、犯人は盗んだ車に乗って犯罪を繰り返していたことから新しい車に買い替えざるを得ませんでした。
警備付きの駐車場で窃盗を繰り返す犯行の手口は?
この防犯カメラの映像にホームズさんの車が盗まれた瞬間がうつっています。2人組で1台目の車が駐車料金を支払い車を進めるとその後ろにぴったりついた盗難車が同時に駐車場のゲートをくぐり抜けます。シアトルの港湾当局によると今年に入ってこの駐車場から160台の車が盗難被害に合ったということです。
港湾当局では駐車場内の防犯カメラを増やして犯行現場をとらえる対策をとっています。しかしホームズさんはそれでは足りないと考えています。
車泥棒の被害者ホームズさん「安全対策をさらに強化しなければいけないそして駐車場の危険をもっと伝えるべきだ」
また、車の窃盗も関する罪を重くする必要もあるといいます。空
港駐車場での車泥棒は全米で増加する傾向にあり、デンバーの国際空港では組織的に車の窃盗を繰り返していた13人が一斉取り締まりで訴追されました。
車を窃盗から守るためには窓を完全に閉めて鍵をかけるのはもちろんですが比較的、明るい場所に車を停める、牽引車で動かせなくなるように駐車するときにタイヤを片方にめい一杯切っておくこと。ハンドルロックをかけること、警察が探知できるGPSを目立たない場所につけておくなどがあります。