その、一般の人たちのCPRが、一人の命を救う瞬間です。テキサス州のコンビニで、突然倒れた男性に、店員らの咄嗟の判断で、心肺蘇生を行い男性は命を取り留めました。
テキサス州東部のホールズビルにあるガソリンスタンドに併設するコンビニエンスストア。
9日(金)この店の常連のバートレットさんは、セルフ飲み物コーナーで突然倒れこみました。
娘ローレンさん「話では父はしばらく床に倒れていたらしく、すぐに心肺蘇生を受けられたか分からないわ」
異変に気が付いたのは、3人の店員です。
デスティニー・ワシントンさん「顔が紫色だったわ。よく分からなかったけど人工呼吸をやってみたわ」
バートレットさんは心停止に陥り、店のマネージャーは、急いで救急車が到着するまで、心肺蘇生法を開始しました。
救急車が到着するまで、3人は心肺蘇生を続けました。
マネージャー・スプラウグさん「救うことができてホッとしたわ。本当に怖かった。」
デスティニー・ワシントンさん「救急車のサイレンが鳴ったのを聞いた瞬間、私たちは皆、やったーという感じでした。」
バートレッツさんの家族は、心肺蘇生への備えに対する意識を皆に広めたいと考えています。
「父が生きられたからです。皆に心肺蘇生法を学ぶことの大切さを知らせたいです」
店のマネージャーさんも再度講習を受けるつもりです。
「もう一度講習を受けるわ。今はもっと敏速な方法だと思うわ」
バートレットさんにとって、命の恩人には感謝の気持ちしかありません。
「世の中には本当に天使がいるということ、寛大な心を持った人々がいてお互いを気遣い、命を救うために行動を起こす事ができる。それを広めることができれば、それは価値があることです。」