先月発表された1月の新築住宅の販売件数が、前月と比べ1.5パーセント増加、中古住宅販売も3%増加し住宅ローン金利の安定を受けて堅調な伸びを見せています。
上昇を続けていた住宅ローン金利が若干落ち着いたことを受け、特に中古住宅市場に活気が見られ始めています。
1月の中古住宅販売は3%増加、最も販売が多いのは南部と西部の地域です。
アメリカ人が金利の高さに徐々に慣れてきているため、市場に出回り始めた中古住宅に目を向けられています。
不動産サイトチーフエコノミスト、ダニエル・ヘイル氏「中古住宅販売は、過去3カ月間上昇していました」
新築住宅データによると、1年前と比べて売りに出されている住宅の数が8%近く増加していますが、パンデミック前のレベルをまだ40%下回っています。
住宅ローン金利は依然高い状態ですが、6.9%と10月のピークを約1ポイント下回りました。
専門家は、金利が3%や4%に戻るには何年もかかる可能性があると警告しています。このカップルは、在庫の少なさと価格の高さから、シアトルで家を探すのに5か月を費やしました。
1月初旬に、やっと3つの寝室のある一軒家のオーナーになりました。
妻エダリーナさん「提示価格を超えるオファーでないと購入できなかったわ。まだまだ競争率はかなり高いですね」
不動産サイトチーフエコノミスト、ダニエル・ヘイル氏「需要と供給は、いまだ売り手に有利で住宅価格は、今後も上昇を続けると見られます」