ミシガン州デトロイト郊外の電子タバコの製造工場で大規模な火災が発生し、爆発の勢いで飛んできた金属片で1人が死亡しました。
4日、月曜日、夜、デトロイトから約40キロ離れたクリントンタウンシップの電子タバコ工場兼コンテナ倉庫から火が出ました。
目撃者の証言によりますと、何度もの大きな爆発音と共に火災が発生し起こり、断続的に爆発が繰り返されていた、という事です。
目撃者「妻がSNSでこの事故の事を見つけてここに来たさっきまで爆発で車が揺れたり音もすごかったよ」
地元メディアなどによりますと、爆発は、数百回起こり、現場から400メートルほど離れた場所にいた19歳の男性が、爆発で飛んできた金属片が直撃して死亡したということです。
電子タバコ会社は最近、大量のブタンガスを搬入、その他、電子タバコの吸引機に使う可燃性の資材やリチウム電池なども倉庫の中にあったという事です。
消防当局は、周辺住民らに一時避難を呼び掛け爆発により半径およそ1.6キロの範囲に破片などが飛んだとしています。
クリントンタウンシップの消防署によりますと、消火活動で1人の消防士が負傷。爆発により建物から様々な物体が飛んできて、消防士が現場に近寄れず消火活動をするのが遅れたとも話しています。
電子タバコ会社の施設は、2022年5月に消防当局の検査に合格したものの、その後、検査は行われていなかったと地元メディアでは伝えています。施設内にあったブタンガスの容器は、およそ40センチで重さはおよそ6キロ。そもそもこの施設にブタンガスの保管は許可されておらず当局では捜査を行っています。