起業家のイーロン・マスク氏が設立した、
医療ベンチャー企業
ニューラリンクで
脳にチップを埋め込む施術をした最初の被験者を
ABCニュースがインタビューしました。
脳にニューラリンクのチップをインプラントする、
最初の被験者となったノーランド・アーボーさん(30歳)。
アーボーさんは肩から下が麻痺しています。
ABC記者:音楽を再生したの?
ノーランド・アーボーさん:そうだよ
ABC記者:すごい
考えるだけで音楽を再生したりチェスをしたり
スマートフォンの操作もできるのです。
アーボーさんは22歳の時に人工の池に飛び込み脊髄を損傷しました。
母親が付きっきりで介護にあたっています。
ノーランド・アーボーさん:
これをつけてからは生きる目的ができた
ABC記者:
何ができるようになりましたか
ノーランド・アーボーさん:
コンピュータを使えるようになりました
チップは人毛より細い特別な電線でアーボーさんの脳と繋がっています。
しかし、埋め込みからおよそ1ヶ月で一部の機能に不具合が起きました。
ニューラリンク・DJセオ共同創設者
全力で対応し機能復活に成功した
アーボーさんは自分の体験が脊髄を損傷した他の患者に
希望を与えることを願っています。
ノーランド・アーボーさん:
脊髄損傷のけがで入院しても
手術を受けて数日で退院できる日が
そんな遠くない未来にくると思う
取材を行ったABCニュースの記者は
落馬事故で首から下が付随になった
俳優、クリスファー・リーブさんの
息子、ウィル・リーブさんです。
ニューラリンクでは次の2人の被験者にチップを埋め込む準備を進めており
ロボットアームの操作の実験も行う予定だということです。