夏休みの始まり、毎年上がるはずのガソリン価格が下がっています。 専門家が「ウルトラレア」 非常に稀な事態と呼ぶこの現象。 アメリカのインフレが緩やかながらも 2%の目標値に向かっていると専門家は見ています。夏の観光シーズンが始まるこの時期に、 通常は値上がりするガソリン価格が下落しています。
AAA(アメリカ自動車協会)広報)
「今年は例年と異なりこの時期にガソリンの需要が低いうえに 原油価格の下落したことで、ガソリン価格が下がっています 」
要因の一つはアメリカ国内での 原油生産量が増え続け、過去最高となっていることが あげられます。全米の(レギュラー)ガソリン価格は 平均1ガロン3ドル40セント
先週1週間で、値下がりしていて
AAA(アメリカ自動車協会広報)
「ガソリン価格の値下がり率は州によって異なり 西海岸の州は変わらず高くなっています高値です。 しかし今後数週間の間にさらに値下がりし 州の平均価格が3ドルを切るところもでてくるでしょう 」
インフレの鈍化は経済指標にも現れています。 12日(水曜日) 5月のCPI:消費者物価指数の上昇率が発表され 3.3%と市場の予想を下まわりました。 前の年の同じ時期に比べて 上昇率は0.1%で、 先月4月からの上昇は0%でした。 FRB連邦準備制度理事会は 12日(水曜日) インフレが落ち着きを取り戻す方向で 進展し続けているとして 年内に1回は利下げが実施されると予想しています。
そうした中、 アメリカ人の消費のしかたが変わってきています。 消費動向調査では
パンデミック中に売れていたものが 売れなくなっていることが明らかになっています。 衣類、家具、外食に使う金額は減っていますが 旅行、コンサート、貴金属などへの消費は引き続き順調です。