全米各地で激しい猛暑に見舞われ、カリフォルニア州では大規模な山火事、東海岸では広い範囲で熱波に包まれています。2週間ほど前まで、暴風雨で大きな被害を受けたテキサス州では、今年最初の熱帯暴風雨が接近中です。
先週から続く南カリフォルニアの山火事は、ロサンゼルス市の北を通る州間道路5号線近くなど、少なくとも400箇所で火災が発生しています。
ドライバー声
「あー、マクドナルドが燃えてる」
ABC記者
「全焼した中古車ショップでは、何十台もの車が数分で燃えたと話しています」
およそ1万2000エーカー(約48平方km)が燃えていて
1000人以上の住民が避難、自然公園でハイカー数人が救助されています。
ロサンゼルス郡消防局長
「今回は風が延焼の大きな要因だ。この強風が消火を困難にしている」
この他、西部全域で少なくとも19の山火事が起こっていて、ニューメキシコ州では、およそ8000人の住人が避難。 少なくとも2人の死亡が確認されています。
一方、東海岸にも広い範囲で熱波が襲っていて、 カナダ国境のメーン州では、史上初めての暑さ警報が出されました。 熱波は、今週21日金曜日まで、ニューヨーク、ワシントンD.C.、シカゴなどを覆い、 華氏100度、摂氏37.7度近くまで上がると予報されています。 ニューヨークでは、熱中症対策として、市が およそ500カ所のクーリングセンターと呼ばれる避難所を準備。 涼しい場所と飲料水などを市民に提供しました。
西部の天候も大荒れです。 この夏最初の熱帯暴風雨「アルベルト」が、 水曜日メキシコに上陸、テキサス州の海岸地域では、 大雨や高潮などで、道路や多くの家屋が冠水し 住民らは避難を余儀なくされています。
避難する住民
「予想よりひどい状況で早く避難するべきだった。しっかり準備しとけば良かったよ」