先週15日から始まった、UAW、自動車労働者組合のストライキですが、今週に入っても交渉が遅々として進まず、双方の溝は深まるばかりです。
アメリカ史上初となる、3大モーターのGM、フォード、クライスラーの労働者らの合同ストライキは、1週間近くが経過、(アップデート要)双方の主張は平行線を辿ったままです。
UAW、ショーン・フェイン会長は、企業側は、現状の車両販売価格を上げる事なく、労働者の賃金を2倍にすることができる、また企業も利益を得られると主張。
4年間で40パーセントの賃金増額と、労働者への確定型給付金の再導入を要求しています。
しかし、週末を挟んで続けられた交渉は進まず、経営者側ではフォードが600人、GMは2000人の労働者の解雇を発表するなど、亀裂が深まっています。
また経営者側は、労働者の賃金アップのための資金を将来のEV、電気自動車への開発にあてなくては、企業が危機に陥ると主張しています。
ジム・ファーリーフォードCEO「利益を電気自動車や未来に投資できなかったら何も得られません」一方労働者側は、EV移行に際して、自分達の技術力も必要だとアピールしています。ABC記者:「あなた方が電気自動車を作れると思いますか?」労働者「もちろん私たちには何でもできます。どんな仕事でも適応します。」