トランプ前大統領の、不倫相手への「口止め料」裁判が 今週で3週目を迎え、
最重要証人の元顧問弁護士が証言台に立ちました。
一方、大統領選も本格化する中、トランプ氏支持者にとって
裁判の結果は選挙に影響しない という調査結果も出ています。
今週、トランプ氏の元顧問弁護士マイケル・コーエン氏が 法廷で証言を行いました。
検察側は、トランプ氏が不倫の口止めのために13万ドルを支払うよう、
コーエン氏に命じたと主張。 コーエン氏は証言で
トランプ氏が「とにかくやれ、金は返すから心配するな」と話したと答えました。
そして、トランプ氏が大統領に就任した2月にホワイトハウスで会い、
「近々小切手が届く」と告げられたと証言しました。
トランプ氏陣営は、この証言を全面的に否定。
実際の証拠が提示されていないと反論しています。
14日火曜日には、トランプ氏支持の共和党議員らも法廷に出席。
現役の下院議長や、副大統領候補にも目される議員らが応援に駆けつけました。
マイク・ジョンソン下院議長(共和党)
「証言者は単に個人的な復讐が目的で、真実を理解しない人物なのは明白だ」
トランプ氏は、裁判の合間に積極的に選挙キャンペーンを展開。
11日土曜日にはニュージャージー州で集会を行いました。
トランプ支持者
「この裁判が本当に重要ならなぜその時にやらなかったんだ。今である必要ない」
「トランプ氏の印象を悪くして名前を汚そうとしているだけよ」
ABC記者 「有罪になったら投票を変えますか?」
支持者 「いえ、全く変える気はないね」
ABCニュースが行った世論調査では、トランプ氏支持者の80%が、
たとえ有罪判決を受けても引き続き支持すると答えていて、
もう一度考える、が 16%、支持しないは4%でした。
トランプ前大統領とバイデン大統領は、
6月27日、CNNテレビの中継での討論会に臨むことが明らかになりました。
今年の大統領戦で最初の対決で、予想より早い開催となります。