フロリダ州で、農場労働者を乗せたバスに
ピックアップトラックが衝突し、
少なくとも8人が死亡しました。
このピックアップトラックの運転手は
薬物摂取の疑いがあり、過失致死罪で訴追されました。
14日火曜日、フロリダ州中部の州道で、ピックアップトラックが、
50人以上の出稼ぎ農場労働者を乗せたバスに突っ込む事故があり
少なくとも8人が死亡しました。
フロリダ州交通警察広報担当官
「大規模な交通事故で多数の死者を出ており、事件としての全チームが捜査を行っています」
事故にあったバスは、スクールバスを払い下げたもので53人が乗車しており、
州道40号線を反対車線から走行してきたピックアップトラックが
センターラインをこえ衝突したものと見られ、
バスは沿道の木に激突、そのまま横倒しになりました。
警察の発表によりますと、
横転したバスに乗った人のうち、現場で8人が死亡。
30人以上が地元の病院に搬送され、そのうち8人が重体という事です。
ピックアップトラックを運転していたのは、
ブライアン・マクリーン・ハワード容疑者(41)で、同じく重傷を負いました。
ハワード容疑者は、体内から薬物の反応があり、
過失致死など8件の罪で訴追されました。
バスに乗車していた多くはメキシコからの出稼ぎ農場労働者で、
死亡した8人全員、メキシコ国籍のため個人の情報の発表が遅れたという事です。
バスは、出稼ぎ労働者用に地元の農場が所有しているもので、
この日はスイカの収穫で働く労働者を50人以上乗せて畑に向かう最中でした。
移民事情に詳しい専門家は、季節労働者の移動に関して
「シートベルトの着用など安全性のルールが守られていない事例もある」と
指摘しています。