先週に続き、またも教会で銃にまつわる事件が起こりました。
全米の教会では礼拝の儀式などを狙った
銃撃事件が相次いでいて、セキュリティ強化が急務となっています。
11日(土)、ルイジアナ州アベビルのカトリック教会で
ミサが行われる中、ライフル銃を持った
16歳の少年が乱入する事件がありました。
少年は教会に入ったところで ミサに参加していた信者らに取り押さえられ
怪我人はいませんでした。
教会では、子供たちの洗礼の儀式が行われており
7、8歳の子供たちとその家族が多くいました。
事態に気づいて、神父が祭壇の後ろに隠れる中
家族は子供たちを連れて外に出るよう促されます。
アナウンス
「落ち着いて子供を連れてゆっくり出てください」
ミサを手伝っていた子供たちも急いで安全な場所へと逃げています。
拘束された少年は精神鑑定のため病院に搬送されました。
この教会では今後ミサの日は警察の警備をつけることにしました。
先週にはペンシルベニア州ピッツバーグの教会で、
男が牧師に至近距離で銃の引き金をひく事件がありました。
たまたま銃が弾詰まりをおこし発砲はしませんでしたが
男は教会に来る前に自宅で親戚の男性を同じ銃で殺害したと見られています。
今年の2月には、テキサス州ヒューストンの大型のキリスト教会で
7歳の息子を連れた女が 、教会の廊下付近でライフル銃を乱射。
現場にいた非番の警察官との銃撃戦になり女は死亡、
一緒にいた息子も銃弾を頭に受け怪我をしました。
教会で頻発する銃撃事件に全米の教会で警備を強化する動きが高まっています。