アメリカ最古のドッグショー、
ウェストミンスター・ケンネル・ドッグショーが
先週からニューヨークで始まり
全米から選りすぐりの犬が集まり
磨き上げられた才能を競い合いました。
そんな中で数年前には動物保護シェルターにいた犬が大活躍。
多くの人が応援の歓声をあげました。
歴史あるウェストミンスタードッグショーに
今年は異色の人気者が登場しました。マイルズという名の雑種犬です。
6年前、マイルズくんは動物保護シェルターで里親探しがうまくいかず
長期収容されていました。
マイルズの飼い主・クリスティン・ロングネッカーさん
「キラキラした茶色い目で私を見つめていたの
すぐにこの子を連れて帰ると決めたわ
シェルターの人に『その子はやめた方がいい
何度も里親から戻ってきている』と言われたけど
心は決まっていたわ。そして今はウェストミンスターよ! 」
クリスティンさんは乗馬のインストラクターで
厩舎にマイルズくんも連れていっていました。
クリスティンさん
「障害のフェンスを飛び越える馬を見たマイルズが
急に突進して馬と一緒にフェンスを飛んだの 驚きました」
才能を感じたクリスティンさんはマイルズくんに
障害物競走のトレーニングを始めました。
クリスティンさん
「この子はジャンプにすごい才能をもってるの」
あっという間にマイルズくんは 方々のコンペで入賞するようになりました。
そして初のウェストミンスター挑戦です!
クリスティンさんのリードの元全力で走りました。
マイルズの飼い主・クリスティン・ロングネッカーさん
「マイルズは里親が探せず負け犬と思われていたけど
一緒にいればそんなことはないとすぐにわかります
どんなことにも立ち向かうその姿からは誰もが学べるものがあります」
この日マイルズくんは4位となり入賞は逃しましたが
全米から声援が送られたということです。