断続的に関連のニュースが取り沙汰され、トランプ政権を揺るがす存在となっている「エプスタイン事件」をめぐり、ジェフリー・エプスタイン元被告のEメールが民主党議員によって公開されました。
連邦議会下院、監視委員会の民主党議員は12日水曜日、性的人身売買などの罪に問われ、2019年勾留中に死亡したジェフリー・エプスタイン元被告がトランプ大統領について言及したEメールを公開しました。
これは、エプスタイン元被告の遺産管理団体が、監視委員会に提出した2万3000件の文書の一部です。
公開されたメールは3通で、2011年に元交際相手のギレーヌ・マクスウェル受刑者に宛てたメールの中では、トランプ氏がエプスタイン元被告の自宅で、性的人身売買の被害者と「何時間も過ごしていた」と伝えています。
また、2019年にジャーナリストに送ったメールでは、トランプ氏が「少女たちについて知っていた」と記されていますが、その内容や犯罪への関係性がわかるものではありませんでした。
民主党が公開した2011年のメールでは、「被害者」の名前が伏せられていました。
しかしその後共和党議員は、この「被害者」は今年4月に自ら命を絶ったバージニア・ジュフリーさんであると発表。
先月出版されたジュフリーさんの回顧録には、フロリダ州でジュフリーさんがトランプ氏に会った時、トランプ氏は紳士的だったと記されています。
ホワイトハウスのレビット報道官は、なぜ民主党はすでにエプスタイン元被告との関係を公にしている被害者の名前を伏せたのかについて疑問を呈し、今回のメール公開は大統領への中傷キャンペーンの1つだと主張しています。
ホワイトハウス キャロライン・レビット報道官
「ワシントンに偶然などありません。共和党が政府機関を再開させる前に、今朝、民主党がこれらのメールをフェイクニュースにリークしたのも偶然ではありません。これは民主党とリベラルメディアのさらなる妨害工作で、そのせいで私は、共和党と大統領のおかげで政府が再開される話題ではなくエプスタインの質問をされているのです。」
一方、その公開をめぐって攻防が続いているエプスタイン