舞台芸術評論家、プロデューサー、タレント。「STOMP」,「RENT」の日本公演に携わる。コメンテーターとしてテレビやラジオにも活動の場を拡大。トークショー「トシ・カプのブロードウェイ言いたい放題」は、内容の濃さと面白さで好評を博す。NYのジャーナリストや演劇評論家130名で構成されるドラマ・デスク賞の審査員を務めている。ワハハ本舗所属。
先ずは先週末敢行された・・・
新春シャンソンSHOW「結婚するってホントです!」@富Jazzのご報告から。
な、なんと立ち見が出る大入り! キャ〜、うれしいぃ〜!
お好み焼きや、立田揚げの芳しさとともに越路風味の歌声。
大いに楽しめたとのお褒めの言葉を賜りました。
お越しいただいたお客様方、どうも有り難うございました。
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撮影@JADO SUSHI のオーナー、のぶちゃん
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さあー、いよいよ次は3月の東京・福岡公演だぜー
皆様お楽しみに〜!
さて、年明けそうそう御紹介する新作ミュージカルは、
毎シーズンごとに100本近くの舞台を見続けて来たこの私ならではの、
ホ・リ・ダ・シ・モ・ノ、掘り出し物!(仏壇を拝むポーズで)
「A Gentleman's Guide to Love & Murder」なのでありまァ〜す!
とはいっても、皆さん知らんわなー。
それも無理なし。
2月にプレビューを開始する大ヒット映画の舞台化「ロッキー」
なんかと比べると、知名度は極薄。
んなんで、私もこれといって期待することなく劇場へ向かったのだが・・・
結論から言ってしまうと、これが大当たりィ〜。
こういう嬉しいサプライズがあると得した気分。
プロットは、映画やテレビでは多い連続殺人もの。
舞台では滅多にお目にかかる事のない題材。
私の記憶にあるところでは、ブロードウェイの神様と崇められる
スティーヴィン・ソンドハイム様の「スウィニー・トッド」くらい
そう、久々にシリアルキラーを描いたミュージカルなのさー。
とはいっても、血なまぐさいシーンも、
銃撃戦などのバイオレンス・シーン全くナシ。
ロイ・ホリマンが手掛けた1907年の小説がベースになっている本作。
1949年には、それを元に映画化もされている。
(「KIND HEARTS AND CORONETS」(邦題「カインド・ハート」))
ストーリーは・・・
莫大な遺産を受け取るために、相続優先順位9番目の男が、
自分より優先順位の高い親族8人を次々と、殺めていくのだが、
被害者8人全員を、たった一人の俳優が演じ分けるという、離れ業を見せる。
見どころは・・・・
◎英国のミュージックホールを再現したよな舞台装置は、
ヴィクトリア〜ン時代のロンドンに迷い込んでしまった気分も味わえるぅー!?
◎時代考証に気合い入れまくったコスチュームは、
BBCのマスターピースシアターも腰抜かすほどよーん!
◎ブロードウェイミュージカルの原点に戻ったようなクラシックな音楽、
しかもキャッチーな楽曲の数々。
劇場から出て来ても、しばらくはアゲアゲのルンルンが持続するほどよーん!
◎シェイクスピア専門の演出家ダルコによる小気味良いテンポ演出
巧みな表現や逆説に満ちた英国流ブラック・ユーモアの世界にはうってつけ。
◎主要キャストとアンサンブルのスバラシさ。脇を固める役者陣も強者ぞろい。
そして、
何と言っても
最大の見どころは、
一人で8役に変身する業師、
ジェファーソン・メイズの名演技。
完璧なメイクと衣装で8人8様のキャラクターを早変わりで演じまくる。
ただひたすら主人公に殺されるという役者冥利につきる大役。
また、殺され方に、必ず突拍子もないギャグが盛り込まれたオチ付き。
練りに練られた8パターンの殺人シーンは
まるでモンティ・パイソンのコントなのだ。
もちろん、殺された後、
必ず観客がドッカンドッカン大爆笑となる寸法なんやでー!
あくまで舞台俳優のジェファーソン・メイズ。
決してミュージカル俳優ではないから、
なおさらのこと彼の今回の評価を上げている。
随所に歌うシーンもあるが、
声量やテクニックと言う観点から見れば、
お世辞にも歌唱派とは言えない。
が、それぞれの人格を見事に歌い分け、
役柄によって雰囲気をガラリと変える彼の巧みな表現力はお見事!
ブラボー。パチパチパチ!
余談だけど、ジェファーソン・メイズが演劇の師匠と仰ぐ人が、
なんと日本人演出家、鈴木忠志氏。
日本って和食だけじゃなく、
演劇の世界でも世界遺産認定級の活躍をしてんだねー!
ニッポンばんざい!
今シーズン、芝居では、前回、前々回本ブログので取り上げた
レパートリー公演で主役をはる名優マーク・ライアンス、
イアン・マッケラン、パトリック・スチュアートの演技が
高く評価されているけれど、 ジェファーソン・メイズが彼らを越えたね。
今シーズンの新作ミュージカルの開幕はこれからが本番だけれど、
もう私的にはジェファーソン・メイズのトニー賞主演男優賞ノミネートどころか
二度目のトニー賞主演男優賞、いや、ミュージカル作品賞やも受賞してしまうかもしれない
今シーズンのダークホース!
これほど良い作品。
日本の演劇関係者がほっておくわけがなく、
すでにどなたかが版権の獲得に動いているはず。
そんなことはお任せして、
もし私が、翻訳版のキャスティングをするのなら・・・・・
1人8役を演じなければならない主役には・・・・
知名度と舞台経験の豊富さで
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小堺一機さん
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かなりしんどい役ですがぴったりだと思いますが・・・・!?
ミュージカルって、ブロードウェイって楽しいだけでなく、
ほんっとうに役に立つ人生訓がギュっと詰まった素晴らしいものなんですよね!
トシカプ評:★★★★★
Walter Kerr Theatre
219 West 48th Street
New York, NY 10036
シェイクスピアのレパートリー公演を紹介した先週に引き続き、今週またしても交互公演もの。
2013年はシェー様で終わり、2014年もシェー様で幕開けの当ブログってなんかスゴい?
しかも、今回は、いま話題となっている不条理演劇!!
サミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』と
ハロルド・ピンターの『誰もいない国』を紹介しまーす!
本題に行く前に、レパートリー公演をおさらいすると・・
「同一キャストが複数の演目を日替わりで上演する公演形態」
「おっ、どっかで見た事のある、いぶし銀のお二人さん!」
で、その不条理演劇って・・・
予定調和とは対極にある、不毛な人生、生死、
常識では割り切れない人の不条理さなどなどを問う演劇・・
なんて・・知ったかぶりしているワタシだけれど、
私自身もナンダカわかったような、狐に鼻つままれたような、
この微妙な塩梅こそがフジョーリってことなのかも!?
ここでまず簡単に作品の解説を
サミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』
不条理演劇の代表作と言われる本作は、
ゴドーと言う何者かを待ち続ける二人の時間の経過の中で,
不安を払拭するため自分の気持ちを話続ける二人の脈絡のない会話劇。
そこから何を汲み取るかは、観る人次第。
見る側の思考を揺さぶる様な
抜き差しのならない驚きにも満ちているのさー。
一方のハロルド・ピンターの『誰もいない国』
アル中で孤独な老人の金持ちと貧乏な詩人の老人との
これまたとんちんかんな会話。
二人に共通していることはどちらもが、とっても不幸だって事。
愚痴、悔恨、自責の念なんかが、
難解なモダン・ジャズさながらに、
不協和音を奏でる様が見所の一つ。
「二人でお酒をのみ〜ぃましょぉねぇ〜♪」by 梓みちよ
注目の主演は・・
映画「「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ」で大ブレイク、
歳を重ねるほど魅力が増している名優イアン・マッケランと
TVシリーズ「新スター・トレック」で不動の人気を確立したパトリック・スチュアート。
映画『X-メン』で競演した実力派の二人の再競演に注目度は満点だー!
なんかね〜、散々人生の荒波にもまれ続けて来たご両人。
噛めば噛む程、旨味の滲んでくるスルメのような、
そんな二人の盤石の演技を観ていると、
ワタクシも渋み満載の味のあるオバサマじゃなくて、
オジサマになるべく頑張らなくっちゃ、なんて元気を頂戴仕りやした!
「ありがとぅ!」by 堀内孝雄風
「まー、見りゃ解るだろうけど、イアン・マッケランはRose Tribe、
つまりは「薔薇族」って事。きゃっ、古っるーい。」
他にもいくつも見どころが!
◎まるで吉本のお笑い芸人のようにボケまくり、こけまくり、どこかキュートな二人の演技。
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虚勢を張る人間の愚かな姿。
静寂を埋めるためだけに執心して喋る続ける無意味な会話。
確証がなにひとつない不安な精神状態。
まさに不安な現代人の心証している不条理の傑作。
いいよねー!
外国映画の字幕も面倒くさがる様な米国人だけれど、
こんな素敵な謎解きエンタメに熱狂する知識階級な人々がいるってところが、やっぱりNYC。
観客の顔ぶれを見て、そう思ったのだよー。
本作も「ライオンキング」観劇のノリで行くとくたびれちゃうかも?
でもね、でもね、たまには脳を活性化させてくれる、
前衛的な作品に触れるってのもブロードウェイの醍醐味さ。
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ソレが嫌な方は観に行かない方が懸命よー!
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まさに見る人を選んでしまう名作ですな、今回は!
好評を博して、公演は3月30日まで延長。
30ドルの当日券もあるよー!
NY生活で全てを見尽くし、味わい尽くしたとNYに辟易しているそこのあーた!
韋駄天走りで劇場へ向うべし!
ミュージカルって、ブロードウェイって楽しいだけでなく、
ほんっとうに役に立つ人生訓がギュっと詰まった素晴らしいものなんですよね!
トシカプ評:☆☆☆☆
Cort Theatre
138 West 48th Street
New York, NY 10036
一週間のニッポン弾丸旅行を終えて、無事NYに戻りましたぁー。
今回は世界の翼。御デルタ航空様の空の旅!
久々に見る、日本の街角や都内某所に集う日本男児。
かわいかぁねぇ〜。
目尻下げ下げぇ〜。
福岡では嬉し懐かし地元のグルメ三昧を楽しみにしていたのですが、
まさかの食あたり。
丸二日間寝込むハメに。
エ〜ン
でもね、でもね、おかゆやすりおろしリンゴ等等、
久しぶりにおフクロ様に看病してもらい、
親子水入らずの貴重な時間が過ごせたのは、
怪我の功名と言うべきか・・・?
さて、今回は11月22日に開幕した「マクベス」のご紹介!
本ブログでシェイクスピアを取り上げるのはコレが2回目ねー。
コンテンポラリーな衣装は藤澤龍一風!
「マクベス」といえば、シェイクスピア四大悲劇のひとつ。
魔女たちや妻にそそのかされた武将が
出世欲のために殺人鬼と化す、有名な戯曲!
[幾何学的な舞台装置もコンテンポラリーゴシックっしょ]
今回の「マクベス」の見どころは・・・
◎ニヒルな映画俳優イーサン・ホークの演技
前作の『コースト・オブ・ユートピア』3部作(07年)や、
前々作のシェイクスピアの『ヘンリー六世』(04年)での演技が
高く評価されただけに期待もデカイぞ!
ハリウッドの映画俳優さんが採算度外視でブロードウェイ、
それもシェイクスピア劇に出演するなんて、
やはりホークさんもアートしたいのよねぇ〜。ウフフ
[マクベス夫人の衣装も、まるでヴォーグ誌のグラビアみたい!]
◎トニー賞常連のジャック・オブライアンの演出
トム・ストッパード作の 『コースト・オブ・ユートピア』3部作(07年)や、
シェイクスピアの『ヘンリー六世』(04年)
そして、ミュージカル「ヘアスプレー」(03年)の三作で
トニー賞演出賞を受賞したブロードウエイの大ベテラン。
そんな彼が演出する久々のシェイクスピア劇に期待が高まる。
マクベスとマクベス夫人の性格づけは、演出家によって様々。
例えば、蜷川「マクベス」は、
良心の呵責から強迫行為、精神汚染がキョウレツな印象だった!
一方、
本作のジャック・オブライアン氏の描き方はヴィジュアル重視。
が、それが裏目に出たのか、
魔女3人の運命にファーカスしたし過ぎたために、
肝心なマクベス夫婦の精神的な迷走ぶりがそっちのけ、
ストーリーがボヤケ気味
余談だけど、亡霊が出て来るシーンの演出は、
観客から失笑をかっていたなぁ・・・汗
舞台デザインや衣装は・・・
暗いモノトーンで統一
コスチュームは多少1980年代のハリウッドホラー映画を意識しているような・・・
NYのエッジの効いたデザインに興味のおありの方には参考になるかも??
肝心のイーサン・ホークの演技は・・・・
創造性に溢れた役作りをとはいい難い冴えない演技
残念ながら、選りすぐりの演出家と売れっ子ハリウッド俳優の起用で
話題の本作だったが、蓋をあけたら、退屈なファンタジー映画止まり。
空席目立つ有様なのですぞー。
それに比べて、シェイクスピア劇をレパートリー上演している
マーク・ライランス主演の『十二夜』×『リチャード三世』のすんばらしいこと。
その観劇レポは次回ねー!
それにしてもシェイクスピア英語は、
ThouだのTheeだのと、超聞き取りにくい・・・というか超難解!
ネイティブでもワカラナイっつうから、まーいいかっっw
しかし、
観劇するのなら、英文科でシェイクスピアを齧ったって人以外は、
観劇の際にはDVD等で、あらすじをしっかりつかみ、
有名な台詞くらいは、あらかじめいくつか覚えておくぐらいの
入念な予習をして観るべし!
本作の閉幕は1月12日。
ミュージカルって、ブロードウェイって楽しいだけでなく、
ほんっとうに役に立つ人生訓がギュっと詰まった素晴らしいものなんですよね!
トシカプ評:★★
Vivian Beaumont Theater
150 West 65th Street
New York, NY 10023
御礼方々ご報告!
私の歌謡シャンソンショー「結婚するってホントですか!?」
笑いの中にも、涙と感動で大盛況。
おかげさまで無事全公演満席御礼頂戴仕りましたァ〜♫
お寒い中、ご来場頂いた方々、本当にホントォ〜にありがとうござました。
本公演をお見逃しになった方にもお知らせです!
ご好評にお応えして、来年1月に本ショーの再演を
NYミッドタウンの「トミジャズ」で行う予定で進めています。
文字通りの新春シャンソンショーとなり、いよいよもって舌噛んじゃいそう・・・。
で、私はショーの翌々日、来年のジャパンツアーの打ち合わせとかこつけて
純国産、マツタケ狩りもするために、御デルタ航空で日本へ、笑
おかげさまで、すでに20年一度出るかでないかの
特上マツタケにも巡り会いましたー!
しかし、 日本は食べるもの全てが美味し過ぎる!
出されたものは全て完食♪
特にこちらの新米はうまかーね!
炭水化物どんだけぇ〜♬
さて、先週のブログでは、
カプチーノのお薦めミュージカルを紹介しましたが、
あたくしとしたら片手落ち。
ブロードウェイの最長連続上演記録で、
現在上演中のミュージカルで第5位につけている
「ウィキッド」の紹介を忘れていたのだよー。
映画「オズの魔法使」の前日憚を描く「ウィキッド」。
ベストセラー小説「オズの魔女記」に登場する
善と悪の二人の魔女に焦点をあて、
全く語られることのなかった二人の関係を解き明かす。
私が初鑑したのは2003年。
とにかく
「オオッ」
「ほほ〜」
「スゴイ」
「エキサイティング」
「おもろい!」
「涙涙」
の大感動。
そんな時ってその興奮を誰かとシェアしたくなるでしょう!?
ちなみに、「ウィキッド」は、
現在上演中の最長連続上演記録のベスト5に
堂々のランクイン!
1位「オペラ座の怪人」
2位「シカゴ」再演版
3位「ライオンキング」
4位「マンマ・ミーア!」
5位「ウィキッド」
ウィキッド」といえば、劇団四季でも翻訳上演されているし、
日本でも大人気の米国ドラマ「glee/グリー」でも歌われているから
かなり知名度の高いミュージカルのひとつ。
なんと、その「ウィキッド」が、今年10月31日、10周年を迎えたのよー。
その人気は、全く衰えることなく今でもチケットは連日ほぼ売り切れ。
ブロードウェイの数あるショーの中で
常にチケット売上げがベスト3に入る圧倒的な人気を保っているのさ。
見どころは?
◎ロック的な要素を取り入たモダンなアダルトポップ。
覚えやすい曲がてんこ盛り。
特にエルフェダ役が熱唱する「ディファイ・グラバティ」は
タイトル・ナンバーとも言えるダイナミックで日本人好み。
鳥肌ものの名曲なのさー!
◎大仕掛け巨大装置。
当時最も高額だと言われた14億円を投資したことが頷ける豪華さ。
観客の上空を舞う空飛ぶ猿も登場する壮大なスケールの本作は
究極のエンタテイメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」並の大仕掛けの連続。
悪い魔女エルファバが魔法のホウキに股がり、空中に舞い上がるシーンは鳥肌もの。
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◎老若男女・貴賎富貴の別なく全ての人々の共感を呼ぶ、偏見や疎外感といった普遍的なテーマ。
理想的な本作の観劇の仕方
まず、今年8月から翻訳再上演が開始された劇団四季版を観劇。
全体の物語の流れをしっかり把握したあと
ブロードウェイのオリジナル版を観劇すると感激もひとしお。
チケットはちと高いけど、その感動は10倍返しだぜー!
ミュージカルって、ブロードウェイって楽しいだけでなく、
ほんっとうに役に立つ人生訓がギュっと詰まった素晴らしいものなんですよね!
トシカプ評:★★★★
Gershwin Theatre
222 West 51st Street
New York, NY 10019
週末は故郷博多たい!
もつ鍋
玄界灘の新鮮なお魚とお寿司
母親手作りの朝食
牡蠣小屋
喰うぞー!
南当仁小と当仁中のみんなとの同窓忘年会も超楽しみだー!
歌謡シャンソンSHOW「結婚するってホントですか!?」
おかげさまで11月30日の公演は満員御礼!! イェ〜イ!!!
師走前夜のお忙しい中お越しいただいたお客様。
IACE TRAVELをはじめ、 FCI,デルタ航空様他、皆々様のおかげっす!
感謝感激雨霰、本当にありがとうございまーす。
この世紀のイベントを、お見逃しになったそこのあーた!
今週末の12月7日(土)が落日!
今年の紅白は目玉無いそうですが、
この歌謡シャンソンShowは、目ん玉満載。
落日には、千代に八千代な、朝の顔のあの方も交えて
「としカプの部屋」コーナーもあるかもヨー!
2013の総決算。
一緒に弾けちゃいまShow!!!
ご予約は、お電話、またはオンラインで。 ,
デンワ予約:(866) 811-4111 オンライン予約:Theatermania.com
ショータイトルは、両予約ともToshi Cappuccino's Cabaret Show 2013。
場所は? NYキャバレーショーの老舗「ステージ72」
Stage 72 / The Triad 158 West 72nd Street New York, NY 10023
http://stage72.com/ai1ec_event/toshi-cappuccinos-cabaret-show-2013/?instance_id=879
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さてさて、 今年もあと残すところ一ヶ月。
日本からのお友達やご家族を迎え入れるNY在住の貴方。
年末年始、NY旅行を計画している貴方。
そして一年の終わりに、ご自身へのご褒美にお考えの貴女!
としカプのベスト四作品と、その他のオススメ作品を、
早わかり解説致しますので、お役立て下さいね!
第一位「キンキ・ブーツ」
とーにかく、オサレ&ファッショナブル!
シンディ・ローパの書き下ろしの数々の名曲が、
ぐぐっと心に滲みるぜよー!(詳しくは、5月のブログを読んでね)
第二位「ピピン」
ポップで、見てるだけで元気がでてくる!
手に汗握るサーカスと名曲が一気に楽しめる
一粒で二度美味しいお得感! (詳しくは、6月のブログを読んでね)
第三位「マチルダ」
母子物メロドラマ大好物の方にオススメ。
子役の大人顔負けの名演技にハンカチ濡らしてちょ!
(詳しくは、5月のブログを読んでね)
第四位「ブック・オブ・モルモン」
パンチの効いた抱腹絶倒の社会風刺劇!
ちょっとシニカルな貴女なら、きっとお気に召すハズよ!
(詳しくは、8月のブログを読んでね)
ブロードウェイ入門編! 新旧のオススメ作品は以下の通り!!
「オペラ座の怪人」
絢爛豪華なヨーロピアン悲恋ミュージカルの最高傑作
ロマンチストの貴女向け。
「ライオン・キング」
独創的な衣装とメイクでアフリカのサファリを現出する世界は
まるで絵巻物 。アートに関心のあるアナタなら、見とくべきヨ!
「シカゴ」
タイトでセクシー。
洗練された都会の男女のフェロモンでまくりの振付は、
伝説の振付家ボブ・フォッシー。
お友達には「シカゴ」を見た、とは言わずに「フォッシー」を見た、
と自慢しちゃおう。
番外編。閉幕前に観たい豪華作品!
諸事情により、余命幾ばくも無い作品群の勇姿を
目に焼き付ける最期のチャンスよ!
「スパイダーマン」
史上空前75億円の超大型作品。
一時は週のチケット売上げが2億円以上にも達したんだけど、ついに1月4日に閉幕する。
60億円の損失を出した本作は来年、ラスベガスで公演がスタート。
でも、ブロードウェイの縮小版なのさ。
御本家の迫力のフライングは榊原郁恵ちゃんもビックリの必見ヨ!
「BIG FISH」
日本でも知名度抜群の ティム・バートン監督の同名映画の舞台化。
今シーズン一番の大物と言われていた本作なのだが12月29日で閉幕。
脚本が若干弱いけど、 ドエリャー金かけた舞台装置は
飛び出す絵本のような楽しさいっぱい。
主人公の妄想の世界から飛び出したキャラクター達が
工夫を凝らした衣装を身に纏い、
めくるめく特殊効果が続々登場する光景はディズニー・パレード。
「スパイダーマン」と同様、オリジナルのセットで観れるのはこれが最後。
演劇通の貴方には、オフ・ブロードウェイのオススメ作品を幾つか・・・
オフには、既成概念をぶち壊すNYならではのエネルギーに満ちている。
例えば「スリープ・ノー・モアー」は架空の古ホテルを舞台にしたシュールな体感劇。
「ブルーマン」と「ストンプ」は、ド迫力のリズムとビジュアルで文句なく楽しめる。
これらの作品は台詞が無いので「エイゴ・メンドクサーイ」人でも安心だぁー!
こんなに盛りだくさんのブロードウェイの作品達。
NY在住の方も、訪問されている方も、
自分にぴったりの素敵な作品に巡り会うハズ!
見なきゃ損損!!
ミュージカルって、ブロードウェイって楽しいだけでなく、
ほんっとうに役に立つ人生訓がギュっと詰まった素晴らしいものなんですよね!
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HAPPY HOLIDAYS!